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NINJA1000にアシスト&スリッパークラッチを装着

 前に乗っていたZRX1100にはスリッパークラッチをつけていました。
NINJA1000にもつけたいなぁ、、と思っていたら
同形式エンジンの2015年モデルのVERSYS1000にアシスト&スリッパークラッチが搭載されました。

13EX300A_CG_AS_Clutch.jpg

国内メーカー各社が新型車に続々搭載してます、開発製造元はF.C.C.のようですね。
国内2輪メーカーのクラッチ製造は100% F.C.C.が担っているのでそういう流れになるのでしょうか。

某カワサキショップでも流用装着しているようなので、自分も装着してみました。

変換 ~ DSC_0126

VERSYS1000 2015モデルのクラッチハブの中身一式、ガスケット等を発注。
2月に注文を入れたのですが、バックオーダーになっており、部品が手元にくるまで1ヶ月ほどかかりました。
みんなこぞって注文しているのでしょうか?流用可能部品にはありがちな事態ですね。

ハブとオペレーティングプレートにはグレーの表面処理がされてます。カシマコート?

従来のスリッパークラッチだとハブが分割構造になっていて、ハブの基底部と軸部との結合部にカムを設けて、
バックトルクがかかると基底部と軸部が分離してクラッチプレートの圧着を弱める・・・という構造でした。
この構造の場合はアシスト機構というものありません。

アシスト&スリッパークラッチの場合はハブとオペレーティングプレートに噛み合うようにカムが付いていて、
オペレーティングプレートが円周方向に動いて、アシストとスリッパー機構を作っています。

s-c-3.jpg
一番外側のフリクションプレートだけがハブではなく、オペレーティングプレートに固定される構造になっており、
この構造によって、オペレーティングプレートの回転数がハウジングの回転数の影響を受け、
ハブと異なった動きをするようになります。
発進、加速時にはハウジングがハブの回転数を上回ると、オペレーティングプレートが回され、
ハブとオペレーティングプレートとのカムに噛み込み、プレートを圧着、クラッチスプリングの働きをアシストします。
簡易ロックアップクラッチといった感じでしょうか。

s-c-4-thumb-400x230-12374.jpg
逆にハブにハウジングの回転数を上回る力がかかった場合(バックトルクがかかった場合)、
ハブとオペレーティングプレートのカムが滑り、クラッチプレートの圧着を弱める、といった機構です。

従来のようにバブ側ではなく、オペレーティングプレート側で作働させるとこで2つの機構を持たせた構造です。
オペレーティングプレート側にあるプレートが作働のミソのようです。

変換 ~ DSC_0127
クラッチをバラします。
NINJA1000の場合はサイドスタンドのままクラッチカバーを開けても、ほとんどオイルは出てきません。
リアスタンドかけて開けたらドバっと出てくるのでご注意。

変換 ~ IMG_20150322_171958
ハブをバラしていきます。
ノーマルはクラッチスプリングは5本、クラッチプレート9枚、フリクションプレート10枚。
今回はハブの中身を交換なので、ハウジングはそのままです。

変換 ~ DSC_0128
アシスト&スリッパークラッチを装着。
クラッチスプリングは3本、クラッチプレート8枚、フリクションプレート9枚。
クラッチプレートの1枚はスプリング付き2重構造の特殊なものになっており、
スプリングはノーマルより線径が太くて短めのものでした。
スプリング、プレートの枚数は減りましたね。

NINJA1000とVERSYS1000の出力、トルクを比較すると

NINJA1000は137PS/11.1kgf-m
VERSYS1000は120PS/10.4kgf-m

1割ちょっとは違いますね、枚数減ってますがアシスト機構付きなので大丈夫と思います(素人判断

装着後に乗った感触ですが、クラッチが圧倒的に軽くなりました。
スプリングの本数が減ったので、当たり前と言えば当たり前です。
体感的には4割減(当者比)、250ccクラス並です。
走行中にローギアまで落としてドン、とクラッチをつなげても一瞬リアが鳴くくらいで、
スリッパー機構は問題なく作働してました。
低速でローギア、アクセルをガバッと開けてもクラッチの滑りは(今のところ)見られません。

クラッチレバーホルダー交換でレバー比をイジって、配線やらレバーストロークやらで苦労するなら、
もうちょっと出してこのクラッチを組んだ方が幸せになれる気がします。

しかしながら流用パーツなので、装着する際は自己責任です。

2015/08 追記 ------------------------

2016年モデルのZ1000/Ninja1000にアシスト&スリッパークラッチが搭載されました。
パーツリストにて品番を確認したところVERSYS1000 2015と共通でした。

アシスト&スリッパークラッチを組んだので、似非2016年モデルですね・・・

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コメント

Re: スリッパークラッチの事で

締め付けトルクは
サービスマニュアルの通り
クラッチハブナット 135Nm
クラッチスプリングボルト 8.8Nm
で行いました。


> ネットで検索してたどり着きました。
> スリッパークラッチの事で、お聞きしたいのですが、
> クラッチスプリング、ボルトの締め付けトルクは、以前と同じ
> 9Nmでいいでしょうか?

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プロフィール

みっど

Author:みっど
気が付けばKAWASAKIばかり乗り継いでるバイク乗り。
愛車はメタリックグラファイトグレイのNinja1000。
関東近県ツーリング、キャンプツー&盆休み北海道ツーリングがライフワーク。

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